クレジットカード現金化の支払遅延
アメリカ合衆国で、クレジットカード現金化の支払遅延が広がっている。
不況やバブルの崩壊といったものはたいていの場合、じわじわやってくるものではない。暗闇から獣が飛び出し来るように唐突に、前触れもなく起こるのが普通だ。いくばくかの知識があれば、危険因子が市場に散在していることを感じることはできる。だが、いつ起こるかは誰にも、それこそどれほどの経済専門家にも予測がつかず、それ故に混迷は深く、大規模なものになる。
クレジットカード現金化の支払遅延の背景には、そうした一般市民の無知が横たわっているのではないか。事務用品会社で勤勉に働くビジネスマン、二人の子の育児に追われる母親、そういった人たちがバブルや不況に対する専門的知識を持ち、日ごろから備えているとは考えにくい。だから唐突に世界全土を襲った不況に会社が傾き、自らが会社から追い出されて初めて、自分たちが月々のクレジットカード 現金化の支払すら難しい、という悲惨な状況に気づくのだろう。
支払遅延はクレジットカード業界の一側面ではなく、今現在停滞している世界経済のほんの一部を切り取ったものでしかない。支払遅延の状況は、経済が快復し人々が職を手に入れることができるまで続くだろう。
